Pixel 8 ProからPixel 11 Pro XLへ買い替えた。
スマートフォンは毎日使うものなので、買い替えにはそれなりに悩む。Pixel 11、Pixel 11 Pro、Pixel 11 Pro XLのどれにするか。ストレージはどこまで必要か。そもそも、まだ使えるPixel 8 Proから変える意味があるのか。
比較を続けた結果、購入したのはPixel 11 Pro XLの1TBモデルだった。当初は512GBを選ぶつもりだったが、購入を決めるのがキャンペーンの最終日になり、在庫の都合で1TBを選ぶことになった。
この記事では、買い替えまでの比較、購入前の期待、下取りと保証、データ移行、購入直後の感想をまとめておく。
1. 購入までの比較:サイズ感、16GBのメモリ、充電速度
比較したのは、使っていたPixel 8 Proと、Pixel 11、Pixel 11 Pro、Pixel 11 Pro XLの4機種だ。
主な仕様を並べると、次のようになる。数値はGoogleが公開している仕様をもとにしている。ストレージの展開は販売地域によって異なる場合がある。
| 項目 | Pixel 8 Pro | Pixel 11 | Pixel 11 Pro | Pixel 11 Pro XL |
|---|---|---|---|---|
| ディスプレイ | 6.7インチ | 6.3インチ | 6.3インチ | 6.8インチ |
| サイズ | 162.6 × 76.5 × 8.8mm | 152.8 × 72.0 × 8.6mm | 152.7 × 71.9 × 8.4mm | 162.7 × 76.5 × 8.5mm |
| 重量 | 213g | 197g | 204g | 226g |
| RAM | 12GB | 12GB | 256GB:12GB、512GB/1TB:16GB | 256GB:12GB、512GB/1TB:16GB |
| ストレージ | 128GB/256GB/512GB | 256GB/512GB | 256GB/512GB/1TB | 256GB/512GB/1TB |
| 有線充電の目安 | 30分で最大50% | 30分で最大55% | 30分で最大55% | 30分で最大75% |
| ワイヤレス充電 | 最大23W | 最大25W | 最大25W | 最大25W |
| 背面カメラ | 50MP + 48MP + 48MP | 48MP + 13MP + 10.8MP | 50MP + 48MP + 48MP | 50MP + 48MP + 48MP |
スペック表で差が分かりやすいのは、Pixel 11 ProとPixel 11 Pro XLの画面と本体サイズ、バッテリー容量、充電速度だ。
Pixel 11 Proの6.3インチは、Pixel 8 Proから見ると少し小さい。小型化は魅力だが、今のサイズ感に慣れている自分にとっては、買い替え後に物足りなさを感じる可能性があった。
Pixel 11 Pro XLは6.8インチで、Pixel 8 Proとほぼ同じサイズ感になる。重量は13g増えるものの、普段の持ち方や画面の見え方を大きく変えずに済む。今回の買い替えでは、この「変わらなさ」を重視した。
メモリも判断材料になった。Pixel 11 ProとPixel 11 Pro XLは、512GB以上を選ぶと16GB RAMになる。Pixel 11は12GB、Pixel 11 ProとPro XLの256GBも12GBなので、16GBを選ぶには512GB以上が必要だ。
現時点で16GBが必要かどうかは分からない。ただ、今後AI機能が増えていくことを考えると、長く使う端末には余裕があるほうが安心できる。そこに、Pixel 11 Pro XLの速い充電が加わった。
最終的な決め手は、サイズ感、16GBのメモリ、充電速度の三つだった。
Pixel Foldを選ばなかった理由
折りたたみ端末のPixel Foldも候補には入っていた。開いたときに大きな画面を使える点には興味がある。
ただ、自分が比較した範囲では、カメラ性能など一部の機能がPixel 11 Pro XLより劣っていると感じた。折りたたみ機構の優位性をまだはっきり理解できていない状態で、日常的に使うカメラなどの性能が下がることは、自分にとって大きな問題だった。
もっと全体の性能が高ければ、Foldを選んでいたかもしれない。今回は、折りたためることよりも、普段使う機能の性能を優先した。
折りたたみ端末そのものを否定しているわけではない。手頃な価格で買える折りたたみAndroidがあれば、試しに1台購入してみたい気持ちはある。メイン端末として選ぶにはまだ早かったが、別の端末として触ってみたいジャンルではある。
下取り価格の追加2万円が、買い替えを現実的にした
買い替えを考え始めた一番の理由は、Pixel 8 Proの下取り価格に期間限定で2万円が追加されていたことだ。
中古買取店の査定と比べても、その追加分を含めるとGoogle Storeの下取りのほうが有利になる状況だった。Pixel 8 Proはまだ十分使えるので、下取りの条件がなければ今回は買い替えていなかったと思う。
新しい端末が出たから買うというより、今使っている端末を比較的よい条件で手放せるタイミングが来た。そのタイミングが、買い替えの判断を後押しした。
2. 新しい端末への期待:できることは大きく変わらない
新しい端末を買うと決めたので、もちろんワクワクしていた。
一方で、Pixel 8 ProからPixel 11 Pro XLへ変えたからといって、できることが大きく変わるわけではない。
通話をする。SNSを見る。動画を見る。音楽を聴く。ニュースや技術情報を調べる。写真を撮る。基本的な使い方は、これまでとほとんど同じだ。
新しい端末を買ったからといって、急に新しいことを始めるわけでもない。今まで使っていたアプリを、これまでと似たような方法で使うことになる。
それでも、カメラの性能向上には少し期待している。Pixel 8 Proのカメラには十分満足していたので、買い替えの決定的な理由ではなかった。Pixel 11 Pro XLで、センサーやズーム、夜景撮影にどの程度の違いが出るのかは、これから確認したい。
AI機能も気になっている。Geminiを使った機能や、撮影を助ける機能などはいろいろあるが、機能が多いことと、自分が日常的に使うことは別だ。
便利そうに見えても、一度試して終わる機能はある。逆に、何気なく使った機能が手放せなくなることもある。どの機能が自分の使い方に残るのかは、しばらく使ってから判断したい。
3. 購入と下取り:悩んでいるうちに1TBを選ぶことになった
比較に時間をかけていたら、購入はキャンペーンの最終日になった。その時点では、Pixel 11 Pro XLの512GBを買うつもりだった。
しかし、悩んでいる間にいくつかのモデルやカラーが売り切れていた。結果として、在庫のあったPixel 11 Pro XLの1TBを購入することになった。
高い。これは率直な感想だ。
今の使い方だけなら、1TBまで必要だったとは思わない。それでも16GB RAMを選びたいと考えると、256GBは候補から外れた。512GBが売り切れていた以上、今回は1TBを選ぶしかなかった。
下取りの追加2万円がなければ、買い替えなかったと思う。端末価格を考えると大きな値引きとは言い切れないが、購入を決めるための最後の一押しとしては十分に大きかった。
個人的には、下取り額にもう少し上乗せがあってもよかったのではないかとも思っている。買い替えたくなる金額でありながら、端末価格の高さを考えると、あと少し欲しくなる。絶妙な金額だ。
今回は保証もつけた
今回は保証サービスもつけた。
Pixel 8 Proのときは保証をつけなかったが、今回はつけておいたほうがよいと判断した。長く使うつもりなら、故障や画面割れなどが疑われる場面で、保証が効いてくるはずだ。
高価な端末なので、修理費もそれなりになる。使わずに済むのが一番だが、今回は安心料として考えることにした。
1TBを選んだことで、一括で支払うには大きな金額になった。そのため、購入は12か月の分割にした。来年また買い替えたくなるかもしれない、と少し考えたが、せめて2年は使おうと思っている。
移行作業は順調だったが、Suicaだけ失敗した
データ移行は、思っていたより順調だった。Pixel 8 ProとPixel 11 Pro XLをUSB-Cケーブルで直接つないだところ、移行速度も速く、ほかに大きな問題は起きなかった。
ただし、Suicaの移行は失敗した。
先にSuicaを預け入れしておく必要があるのに、その手続きをしないままデータ移行を始めてしまった。その結果、Suicaの番号が変わってしまった。これは完全に自分の確認不足だった。
スマートフォンの買い替えでは、写真やアプリの移行に意識が向きやすい。一方で、電子マネーのように事前の手続きが必要なものもある。次回は、移行を始める前にSuicaを確認する。
4. 購入後の現状:新しいから、それだけで最高
この記事を書いている時点では、端末が届いて移行を終えたばかりだ。今日届いて、今日移行した。まだ、全然使いこなせていない。
箱から出して最初に感じたのは、形状の違いだった。Pixel 8 Proは側面に丸みがあるが、Pixel 11 Pro XLは側面が平らになっている。この差は、見た目以上に持ったときの感触へ影響する。
一方で、サイズ感はほとんど変わらなかった。Pixel 8 Proから持ち替えても、画面の大きさや手に収まる感じに大きな違和感がない。新しい端末なのに、使い始めるときの戸惑いが少ない点はよかった。
気になったのは、SIMカードを入れる位置だ。Pixel 8 Proでは側面にあったが、Pixel 11 Pro XLでは上部に移っている。頻繁に触る部分ではないものの、移行作業中に「場所が違う」と気づいた。
指紋認証の精度はよい。ただ、Pixel 8 Proのときも特に不満がなかったので、ここに大きな変化は感じていない。
細かい設定を終えた程度で、カメラもAI機能も、外での通信もまだ十分には試せていない。特に、外出先での電波の受信は気になっている。Pixel 8 Proより精度がよくなっているといいのだが、これは実際に使ってみないと分からない。
今のところ、利用方法はほとんど変わっていない。画面のサイズ感も大きくは変わらない。いつも使っているアプリを開き、いつも見ている情報を見ている。
それでも、新しい端末はやっぱりいい。
新しいからいい。それだけで最高だし、ハッピーだ。
性能が上がったから便利になった、という実感はまだない。新機能も使いこなせていない。正直に言えば、今のところ大きな違いは感じていない。
ただ、箱から出して、設定をして、手に持っている。その時間だけで、買い替えてよかったと思える。使い始めたばかりなのだから、違いが分からないのは当然でもある。
これからしばらく使って、カメラの違い、充電速度、AI機能、外での電波の受信などを確認していきたい。どこかでまた書けそうなら、Pixel 11 Pro XLの新しい日記をつける。
参考: